8年間以上日本に住んだあげく、出国することになりました。変化・進化は決して悪いことではないが・・・日本が好きじゃなかったら覚えてる人生の大半をここで送ってなかっただろう。
好きな国に「さよなら」と言いたかった。
そのため、中山道を一人で自転車で走ることを決意した。方位磁石にしか頼らすに。
出発した日は正直恐かった(一人でやるの初めてだし、Google Mapsが無い)が、すぐにその楽しさに飲み込まれた。
Day 1 東京ー高崎 ・ 約110キロ、登り600m ・ 宿代0円
サマリー 東京からの逃げ道が長~い
正直つまらなかった。国道17番。一本道。
寝る場所見つからなくて川の土手にあるバーベキュー用の広場でテントを張った。
Day 2 高崎~白樺湖 ・ 約120キロ、登り3000m ・ 宿代8500円
サマリー バイクシューズなしのクロスバイクは俺の大好きな長野には向いていない
朝5時過ぎ、テントで寝たことは1度もないとしか思えない馬鹿野郎が「ドンッドン」と俺の寝てる所からわずか30cm位しか離れてない場所を繰り返して走り通ってる。トレーニングへの熱心は尊敬するけど、高崎の土手の広場は基本的に「広~い」なのに何故俺の寝てる場所で走るしか無いやろう?
起きよっか。
テントから出ようとすると・・・
血!?!
インナーテントが血だらけになってる(言過ぎかな)。なんでやろうって思って調べてみればなんと10匹位の毛虫の死体がそこで血を吐き出してる。
蜘蛛に殺られたんだ。大量の蜘蛛に。可哀想やけど、ネーチャーはこういうモンだと思いながらティッシュで遺体を始末した。
・・・・・・
出発後はのんびりした川沿いの自転車道に乗ったのは甘かった。長野に入る覚悟はできてなかった様だ。
長野・・・長野はキツいぞ。
朝発覚したネーチャーの美しき残酷さと比較してもおかしくない。
自転車乗ってる人にとって、長野は天国で拷問を受けてるト同様だ。
軽井沢に行く途中、このトリップの初めての本格坂に出会えた(「峠」と言った方がふさわしいかも)。48カーブのある15キロぐらいの上り坂で、正直「これは無理だ」と思った。前のレース用の軽々カーボン自転車は今の合計110キロのバイクシューズ無し妖怪(バイク15、荷物15、自分80*)とは比れるものにならない。
* 嘘です
なんとか乗り越えて、軽井沢の美味しい空気が吸えた。
1000m超の地点で目的は1500m超。オッケー。行ける。
っと思ったら下り、下り、下り坂が終わらない。冗談やろう、神さん!?勘弁してくれ!1m下ったら1m登る事になるだろう。
なかなか終わらない下り坂は600・700m位の標高でやっと上り始めて。午後3時ぐらいだ。
最初の5キロの登りは只のWarm Upだった。その後は20キロもる和田峠に出会い、レッドブルを注入。
登ってる間、口から出た言葉はインターネット上に書かない方が良い気がする(この純粋なインターネット汚したくないわ)、が、なんとかして日が沈む寸前でてっぺんに辿り着き、寝る場所を探せた(自分へのご褒美・食べ飲み放題ホテル)。
定年以下の者は俺一人だ。
Day 3 白樺湖~木曽福島 ・ 約95キロ ・ 宿代5000円
サマリー 雨は良い事・景色が水墨画になる
起きて、霧の中で眠ってる湖を見下ろしてからの30キロの下り坂は昨日に比べて豪華過ぎて涙が出そう。
嬉しいよ!頑張った分だけは返ってきたと思いきや、雨が始まった。
ま、本読みながら待つ事にしようと、1時間のところで妻に天気予報を聞くと一日中雨だって。
そこで考えた・・・
本気男はどうする?
自転車に乗ってる宮本武蔵は諦めるものかよ!?!
乗って、びしょびしょになる覚悟した5分後は雨が完全に止んで、霧に沈まれてる諏訪湖の湖岸通りを気持ちよく走れた。
塩尻峠登り始めたら、道のド真ん中に靴やサンダルが可哀想に一個ずつポン、ポン、と置いてあった。イギリスでよく見る風景だけど日本はなかなか珍しい。
てっぺん乗り越えて、降りてる時はなんと・・・さっきの靴らの相棒がそこで眠ってた。峠の反対側にね、10キロぐらい離れた場所。
誰かがやられたに違いない。
午後は本物の中山道に入った。国道19号・塩尻から長津川、全長100キロ、山に囲まれてる川沿いの道。
ここはおすすめします。
最初憎んでた雨が天の恵みだと思えるようになった。両側に霧塗れの山が並んでて、限られた視界の立体感が感動的。
本当に写真に写れないほどの奇麗さで、まるで水墨画の様だ。
最後の方は全長2キロの工事中のトンネルで歩行者路に乗るように指示された。広さはパニアバッグより10cm位しか無くって、自転車で綱渡りをやってるような感じ。
バッグの汚れから見ると綱渡り失格だな。
最終的には木曽福島に辿り着き、おばあさん一人でやってる宿で寝る事にした。客さんは俺一人。
パート2のビデオ(もっといい)もできたがブログはまだ・・・
続く・・・

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